ご挨拶
弊社エナーゼ産業(株)は、2008年6月1日をもって45周年を迎える運びとなりました。
これも皆様方の永年にわたるご愛顧・ご贔屓の賜物と深く感謝申し上げる次第です。
創業者である故出浦五六が、農林省技官の立場から、本省での肥・飼料の統制業務に関わると共に、農林〜畜産〜水産の全国各試験場等での幾多の試験・分析実験の経験を活かして起業し、園芸・畜産・養殖向けに製品「ビターゼ」を世に出し、・・・併せて、ヒト向けには大脳生理学の泰斗の時実利彦教授(故、東大名誉教授)を顧問格として師事し、国民食(米)の補助食として製品「エナーゼ」を世に問うた次第です。
折りしも、当時は戦後の復旧時期(食糧危機)から脱皮して池田内閣の「所得倍増計画」路線に沿い高度経済成長の途についたばかり。急激な多忙にかまけた食生活の乱れと、追いつけ・追い越せ米国の標語の元、欧米流の摂取過多・簡便食を危惧して起業した訳であります。
時代は巡りここ1〜2年、グローバル経済の現況下、地球温暖化による異常気象やバイオ燃料の使用増大、更には新興国需要の急増等から資源・原材料の価格急騰を通じて食糧危機が囁かれたり、中国のギョウザ事件に端を発する食の安全・安心確保の動きがある中、「環境」と「健康」は世界の2大テーマであります。
弊社は、ヒト(人間)が頂点に立つ「食物連鎖」のメカニズムに着眼し、健康食品のみならず、農作物(植物)の土壌改良材〜家畜(動物)の飼料までを事業領域に捉えて、“人も植物も動物も全てが健康体でなくてはならなく”そして”各々が持続可能な限り善循環しなければならない”との創業者精神に基づき「地球生態系の資源循環型社会」の実現に向けて生命を見つめてきた健康企業であります。
こうした中、弊社の果たすべき社会的任務は大きく、身を引き締める思いであります。
”老舗の前途は多難”というジンクスを胸に留め、又、食糧を取り巻く厳しい情勢の中で、これからも邁進していきますので、皆様方の従前以上のご支援をお願い申し上げます。
代表取締役社長 出浦 博美 |